低資金でフランチャイズ開業したい!費用を抑えるポイントやおすすめ業種
フランチャイズに加盟をする際に必要な資金は業種や規模により様々ですが、個人がオーナーになる多くの場合は500万円未満に収まると言われています。
とはいえ決して安い金額ではないですし、できる限り低資金でフランチャイズ開業がしたいとお考えの方も多いでしょう。
この記事では低資金でフランチャイズを開業するポイントや、低資金で開業しやすいおすすめの業種についてご紹介します。
フランチャイズ開業の必要資金とは?
- 加盟金
- 保証金
- 設備費用
- 商品仕入れなどの費用
- 研修費用
- そのほか広告費や手数料など
上記のように、フランチャイズで開業するために必要な費用はいくつかあります。
具体的な金額は実店舗を持つのか持たないのか、また店舗の規模感や業種・業界などによって様々です。
フランチャイズに加盟をするのは個人だけでなく法人の加盟もあり、法人で加盟する場合は必然的に店舗の規模が大きくなる傾向にあることから、開業資金の平均は2,000万円~3,000万円と言われています。
一方で個人がフランチャイズオーナーになる場合の多くは、冒頭でもお伝えした通り500万円未満に収まることが多いようです。
フランチャイズを低資金で開業するポイント
フランチャイズを低資金で開業するには、どのようなことに注目してみるのが良いのでしょうか。
- テイクアウト専門店を選ぶ
- 訪問型サービスなど実店舗を持たない業種を選ぶ
- 優遇制度を用意している募集を選ぶ
- 金融機関から融資を受ける
ポイントを上記の4点にまとめてみましたので、1つずつ解説していきます。
テイクアウト専門のお店を選ぶ
コロナ禍の流れが後を引き、テイクアウト専門店が日常に馴染みつつあります。
テイクアウト専門店は顧客の席を用意する必要がないため最小限の規模で開業することができ、その分低資金での開業が実現しやすいです。
また、昨今ではオーナーが所有している敷地内に食べ物の冷凍自販機を設置するフランチャイズもあり、テイクアウトサービスは時代に合わせて次々と進化を続けているように感じます。
訪問型サービスなど実店舗を持たない業種を選ぶ
- リフォーム業
- 高齢者配食サービス
- クリーニング業
など
フランチャイズの中で有名な訪問型サービスというと、上記のような業種が挙げられます。
フランチャイズで必要となる開業資金の内訳は、店舗の設置や設備投資に関わる部分が大きく占めているのが現状です。
そのため、これらの実店舗を持たない業種を選択することで店舗の準備に必要な費用を丸々削ることができます。
好みの問題で飲食店以外の業種を選びたいという方は、クリーニング業などを選ぶのも良いでしょう。
優遇制度を用意している募集を選ぶ
- 所定の期間、契約社員として働くことで加盟金が免除される
- 親族で運営することで費用の一部が免除される
- 設備を購入せず有償貸出で本部から提供される
など
すべてのフランチャイズにあるわけではないですが、中には上記のように加盟店に対して「優遇制度」を用意しているところもあります。
本部としては1店舗でも加盟店を増やすことで、月々のロイヤリティによる収益が増えていくためです。
とくに設備を購入するとなると多額の費用が必要となりますし、加盟金も安いものではありませんので、もしも気になる募集の中でこういった優遇制度があれば積極的に活用しましょう。
金融機関から融資を受ける
日本政策金融公庫や各銀行では、開業資金として使える融資制度が用意されています。
そのうち「日本政策金融公庫」が提供する融資制度は新規開業や新規創業に特化しており、低金利で融資も受けやすいためお金に不安のある方にはおすすめです。
また1,000万円を超えるような多額の開業資金が必要な方には、融資金額に上限がない銀行融資もあります。
そのほか政府が用意している補助金、助成金制度が利用できれば原則として返済が不要なお金を調達することも可能です。
低資金ではじめられるフランチャイズ5選
ここまでお伝えした内容を踏まえ、低資金で始められるフランチャイズを調べてみましたので、5種類ほどピックアップしてご紹介します。
- 高齢者配食サービス
- リペア・修理業
- クリーニング業
- 便利屋業
- 買取業
1.高齢者配食サービス
高齢者配食サービスは主に病気療養されている高齢者向けに、食べやすさや栄養などを考えて作られたお弁当をデリバリーするサービスです。
たとえば高齢者配食サービス「ライフデリ」では、実店舗を持たずに省スペースで調理済みの食材を盛り付けていくだけのため難しいスキルが不要で、開業資金を最低限まで抑えられます。
また売上に連動するロイヤリティを0円として毎月定額の会費制としているため、維持費も他の業種と比較して少なく抑えることができるでしょう。
2.リペア・修理業
リペア・修理業は先述した通り実店舗を持たない訪問型のフランチャイズなので、店舗設置費用や維持費を抑えることができます。
今回はリペア・修理業のフランチャイズの例として「トータルリペア」をピックアップしました。
トータルリペアはその名の通りあらゆるモノのリペア・修理を担い、現時点ではソファやバッグ、住宅、家具、車内外装、ホイールの修理を中心に依頼主の元をまわります。
もちろん研修もしっかり用意されており、車1台と修理スペースがあれば開業できるので興味のある方はチェックしてみてください。
3.クリーニング業
フランチャイズではハウスクリーニングやビル清掃、エアコンクリーニングなどのクリーニング業も低資金で始められる業種として注目を集めています。
「おそうじ本舗」はエアコンクリーニング業者として人気の会社ですが、執筆時点では加盟店を募集しているようです。
おそうじ本舗における自己資金の目安は100万円以上との記載があるものの、開業資金の分割制度が用意されているため、開業資金が少なくてお困りの方でも参入しやすくなっています。
またエアコンのクリーニングを始めとしたハウスクリーニングは時代を問わずに需要のある業種とも言えるので、安定した収入を目指したい方におすすめです。
4.便利屋業
便利屋業は昨今高齢者を中心に需要が高まっており、掃除や消耗品の交換、買い物、話し相手など様々なニーズに応える仕事として人気です。
また加盟店側としても実店舗を持たない訪問型サービスのため、開業資金や維持費は最低限に抑えられます。
便利屋「Family」では希望に合わせた2つの開業プランを用意しています。
1つは135万円の開業資金でフランチャイズ加盟をして万全のサポートを受けながら開業できる「FC加盟コース」、もう1つがフランチャイズ加盟をせずに技術だけを学び10万円から開業ができる「技術コース」です。
用意できる資金が少なくても何か事業を始めてみたいとお考えの方におすすめです。
5.買取業
中古品を取り扱う買取業は自宅での開業がメインとなり、1人で在宅起業したい方におすすめです。
ネット古物商の「古物ラボ」はインターネット上で買取と販売を行う無店舗営業で、代理店として開業します。
開業資金55万円+初期の商品買取資金で始めることができ、修理やリペアを行ってから高値で販売する手法で高い利益率も目指せるでしょう。
本部による仕入れ・販売ルートのマネジメントや代行のほか、各技術やノウハウももちろんしっかりと習得できます。
まとめ
フランチャイズは莫大な開業資金が必要なイメージを持っている方が多いと思いますし、実際に1,000万円以上の開業資金が必要なフランチャイズも珍しくありません。
一方で個人で開業するのであれば、極力コストを抑えて低資金で開業できるフランチャイズも多く存在しています。
今回ご紹介したような業種を参考に、各フランチャイズの募集サイトでお好みの業種を探してみてはいかがでしょうか。
コメント