ネットショップの仕入れで成功しているショップの共通点とは
ネットショップを始めたいと考えた場合、具体的な仕入れ方法のイメージは浮かんでいるでしょうか。
どこからどれくらい仕入れるのか、そもそも何を仕入れたら良いのかなど、ネットショップ初心者の方にとって疑問は尽きないことでしょう。
そこで今回は、ネットショップの販売商品を仕入れるコツなどについて分かりやすくまとめていきます。
ネットショップの販売商品を仕入れる前準備
ネットショップで販売する商品を仕入れるには、「何を仕入れるのか」を予め決める必要があります。
当たり前のことではありますが、仕入れる商品は「売れるもの」でなければなりませんから、リサーチを行って仕入れても問題ない商品であるかを判断するわけですね。
まずは販売商品を仕入れる「前準備」を3つの項目に分けてご紹介します。
1.仕入れる商品の目ぼしをつける
WEBサイトやSNS、実店舗、オンラインショップなどを利用して、売れそうな商品の目ぼしをつけます。
実際に売れそうな見込みがあるか判断をするのはこの後の工程なので、現時点では「これは良いかも」「売れるかもしれない」といった感覚でも問題ありません。
また、商品の目ぼしをつけたら「商品名」「ブランド名」などの商品の特定が可能な情報もあわせて記録しておきましょう。
2.商品の競合状況や販売状況をリサーチする
「1」の工程で目ぼしをつけた商品について、競合他社のシェア状況や販売状況、売れ行きなどをリサーチしましょう。
多くのショップで取扱いがある商品は人気商品である可能性が高いですが、いわゆる「ライバル」が多いということになるため、仕入れるかどうかは慎重に判断する必要があります。
また、取扱い店舗数が少なく人気のある商品は、自社で販売することでよく売れる可能性がありますが、取引がしづらいなど何かしらの理由が隠れていることもあります。
この工程では、様々な角度からリサーチすることが大切です。
3.仕入れ先を発掘する
商品を仕入れることが決まったら、ベストな仕入れ先を探します。
1つの仕入れ先だけを見るのではなく、同じ商品を販売している仕入れ先が複数ないか確認し、最も安く仕入れられるところを選ぶのがおすすめです。
送料や手数料など、商品価格以外に支払うものがないか、どのくらいで商品が発送されるのかも事前にチェックしておくと良いでしょう。
ネットショップの主な仕入れ先5選
- オンラインショップ
- 見本市などのイベント
- メーカーや工場
- 卸問屋・問屋街
- 仕入れようオンラインショップ
ネットショップで販売する商品の仕入れ先は主に上記の5つが挙げられます。
1.オンラインショップ
現在では国内外を問わず様々なオンラインショップで商品を仕入れられるようになりました。
日本語非対応の海外のオンラインショップから仕入れる場合でも、輸入代行業者に依頼することで安全に商品を入手できます。
一般消費者も購入するオンラインショップもあれば、卸業者向けに運営されているショップもあるので、仕入れる個数や取扱い商品によって使い分けてみてください。
2.見本市などのイベント
日本国内や海外で開催される見本市では、企業とのコネクションを得る機会として場を活用するショップ運営者も多いです。
実際に現地へ足を運ぶため、商品も目で見て確認することができます。
日本国内でも「インターナショナル・ギフト・ショー」や「国際ファッション雑貨EXPO」など、有名な展示会がいくつかあるので、日本国内での仕入れを行いたい方もチェックしてみてください。
3.メーカーや工場
商品を企画しているメーカーや製作を担う工場、個人で活動している作家などと直接連絡を取り合う方法です。
普段利用している商品や、偶然見かけて気になるような商品があれば作家や製造元に問い合わせてみるのも良いでしょう。
一度に仕入れられる個数などはそれぞれなので、必要な情報は早めに伝えておくとスムーズです。
4.卸問屋・問屋街
実店舗でも仕入れ用に商品を展開しているところがあります。
一般消費者では購入ができないケースも多いため、名刺や運営者であることを証明できる書類などを持参していくとスムーズです。
一般消費者では購入できない割安価格で売られているので、極力コストを抑えたいとお考えの方は候補に入れておきたい手段の1つと言えます。
5.仕入れ用オンラインショップ
卸業者向けに展開されているオンラインショップです。
卸価格は会員限定で公開されていることがほとんどで、一般消費者は購入ができません。
その代わりに一般的なオンラインショップよりも格安でまとめ売りされているので、コスト削減に力を入れたい方はチェックしておきましょう。
成功するネットショップの共通点とは
ネットショップ運営において「仕入れ」の工程は最も重要といっても過言ではありません。
仕入れの段階で判断を誤ると大量の在庫を抱えることとなり、立て直しがとても大変になってしまいます。
この項目では成功するネットショップの共通点についていくつかご紹介します。
ユーザーの心を掴む商品がある
ネットショップを運営するうえでは顧客の需要をしっかりと理解していることが何よりも大切です。
ネットショップのターゲットとなる層が「こんなものが欲しかった」「こんなラインナップだから利用しやすい」と感じられるような商品が並んでいると自然とリピーターも付きやすくなります。
商品やサービスが差別化されている
取扱い商品や提供するサービスにおいて、競合他社と差別化がなされているネットショップは成功します。
これは極端な例ですが、A社、B社、C社がクレジットカード払いしか取り扱っていない中で、D社がコンビニ払いや銀行振込、代金引換などに対応しているような場合です。
「クレジットカードを持っていないから買えない」という人に対する間口も広げることができ、より多くの消費者に利用されます。
もちろん商品の差別化も有効的です。
トレンド商品を取り入れている
ネットショップにおける「トレンド商品」とは、「よく売れる、利益が見込める商品」のことです。
よく売れる・利益が見込める商品は単純に「流行」を押さえていたり、時代に沿っている商品であったりすることも多いので、常に市場を観察してトレンド商品を見つけるアンテナを張っておきましょう。
やはりトレンド商品をしっかりと取り入れられているネットショップは人気の傾向にあるようです。
適切な在庫管理がされている
成功するネットショップはツールなどを活用して効率良く、適切な在庫管理を行っています。
売れ行きが良くない商品の在庫を抱えすぎていたり、仕入れが可能な商品なのにショップ上では在庫切れが続いているなど、上手く在庫管理がされていないと売れ行きも思うように伸びていきません。
ネットショップの販売商品を仕入れる際の注意点
- 輸入禁止品目や関税について理解しておく
- はじめから大量購入をしない
- ブランド品は模造品に気をつける
ネットショップの販売商品を仕入れる際、注意したいポイントがいくつかあります。
これらのような注意点については以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方は併せて参考にしてみてください。
まとめ
今回はネットショップの仕入れる手段や、リサーチなどの必要な前準備、成功するネットショップの共通点などについて詳しくお伝えしました。
ネットショップ初心者にとって「仕入れ」はハードルが高い作業かもしれませんが、自分で実践し経験を積んでいくことが何よりも成功への近道となります。
今回まとめた記事の内容も参考にしていただきながら、上手な仕入れを目指していきましょう。
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