無在庫転売とは?稼ぐ仕組みや違法性などについて徹底解説
数ある物販の中でも、少ない資金でなお且つ在庫を抱えるリスクを抑えたビジネスが「無在庫転売」です。
しかし「無在庫」「転売」と聞くと、あまり良いイメージをお持ちでない方もいるのではないでしょうか。
この記事では無在庫転売の仕組みや違法性、稼ぐコツなどについて分かりやすくまとめました。
「無在庫転売が気になるけどリスクが怖い」という方はぜひ参考にしてみてください。
無在庫転売の仕組みと違法性
無在庫転売は、その名の通り在庫を持たないまま商品を販売し、ユーザーから注文を受けた後に商品を仕入れて発送を行う転売方法の1つです。
物販では在庫を抱えることによって赤字となってしまうことが大きなリスクとして取り上げられますが、無在庫転売であればそのようなリスクの心配は必要ありません。
また、無在庫転売は場合によって仕入れ先から直接購入者のもとへ発送することもできるため、低評価の原因となりやすいタイムロスも極力抑えられます。
無在庫転売の流れ
無在庫転売 | 一般的な物販、転売 |
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無在庫転売の大まかな流れは上記の通りです。
また無在庫転売との違いが分かるように、一般的な物販や転売の流れも簡単にまとめていますので参考にしてみてください。
無在庫転売は違法なの?
無在庫転売においてよくイメージされがちなのが「無在庫転売は違法」「無在庫転売は悪いこと」などといったネガティブな印象です。
これらのイメージはサイトのルールを無視したり、商品の発注や発送における個人的なトラブルによって商品が届けられなかったりする一部の出品者の悪目立ちが原因として考えられます。
しっかりとルールを守り、購入者のもとへ正しい商品が届けられていれば、本来無在庫転売が違法となることはありません。
無在庫転売3つのメリット
- 在庫に関するリスクが低い
- 少ない資金で始められる
- 取扱う商品ジャンルを変更しやすい
無在庫転売における主なメリットを見てみましょう。
1.在庫に関するリスクが低い
無在庫転売の大きなメリットは、何といっても在庫を抱えるリスクがないということです。
厳密にいえば商品を仕入れた後に購入者からキャンセルされると在庫となる可能性はありますが、商品の仕入れは注文を受けた後に行うため、基本的に在庫を抱える心配はありません。
また無在庫転売は売れた後に商品を仕入れるだけなので、在庫管理も不要です。
2.少ない資金で始められる
一般的な物販ビジネスでは一度に仕入れる量が多いほど1つあたりの単価が安くなることから、ある程度まとまった資金を用意してから始める方も多いです。
一方で無在庫転売は商品1つを仕入れるお金さえあればビジネスをスタートさせられます。
価格の安い商品から取扱い、着実に利益を得てから徐々に販売数を増やすことも容易なため、少ない資金でも始めやすいのがメリットです。
3.取扱う商品ジャンルを変更しやすい
無在庫転売の場合、現在取り扱っている商品が売れなくなったとしてもすぐに別商品の販売へ切り替えることが容易です。
在庫を抱えるタイプの物販は、商品が売れなくなったら在庫になっている分が赤字になってしまうといったリスクが挙げられます。
無在庫転売3つのデメリット
ビジネスにおいてはデメリットを把握し理解することも重要です。
- 不正、違法とみなされる行為が存在する
- 取引相手とトラブルが発生するリスクがある
- 価格競争が激化しやすい
1.不正、違法とみなされる行為が存在する
- チケットの転売
- 古物商無許可での転売
- 法律で禁じられている商品の転売
- サイトのルールを無視した無在庫転売
など
無在庫転売自体は違法ではないものの、売り方など場合によっては「不正行為」「違法行為」となってしまうことがあります。
利用するサイトの利用規約やルールは必ず事前に確認しておきましょう。
2.取引相手とトラブルが発生するリスクがある
- 梱包が十分でなかった
- 仕入れに時間を要し、発送に時間がかかった
- 仕入れ先とのトラブルで商品が仕入れられない
など
購入者からしてみれば、商品の在庫が確保できているということは大前提です。
そのため上記のようなことが起こると取引相手とトラブルが発生してしまう可能性があります。
とくに購入されたにも関わらず商品が仕入れられないと、今後のビジネスにも影響しかねないため十分に気をつけましょう。
3.価格競争が激化しやすい
物販の中でも無在庫転売は初心者でも参入しやすいビジネスとして人気です。
利益率の高い商品や売れやすい商品はライバルもすぐに参入してきますので、価格競争が激化しやすく、結果として販売価格が下がり続けてしまいます。
サービス面で差をつけたり、別の商品に切り替えたりするなど、売れ続けるための工夫を凝らす必要があるでしょう。
無在庫転売は稼げない?知っておくべき対処法
「無在庫転売で稼げないのが心配」「ライバルに利益を減らされてしまい稼げない」という方向けに、自身で販売している商品の転売対策についてご紹介します。
安易に割引をしすぎない
割引をすることは消費者にとってはありがたいことですが、ライバルが消費者となることもあり得ます。
クーポンや割引を悪用され、結果としてライバルの利益となってしまうこともあるほか、価格競争が起こっても自分だけ割引をしすぎて損をすることもあるため、割引は慎重に判断しましょう。
転売と思わしき相手を見極める
出品商品に対して利用者からアクションがあった場合、相手の購入履歴や取引履歴をチェックすることで転売かどうかを見極められることがあります。
また、転売においては「カートに入れたまま購入しない」「コンビニ支払いで購入され一向に支払われない」など、妨害をする出品者もいるため、購入数に制限をかけたり、アカウントをブロックできる場合はブロックするなどして対策をしましょう。
購入できる数を制限する
複数個の商品を販売している場合、購入できる数に制限を設けるのも有効的です。
ECモールでは「1人あたり1個まで」といった制限を設定できることが多いので、転売対策でお困りの場合は試してみてください。
無在庫転売で稼ぐコツ
無在庫転売で利益を得るために事前に知っておきたいポイントが3つあります。
- ベストな仕入先と販売先を見つける
- セール、ギフト券、ポイントを活用して仕入れる
- ツールで作業の効率化を図る
ベストな仕入先と販売先を見つける
仕入れる商品は、いくつかのサイトを利用し同様の商品がより安く仕入れられるところを選ぶようにしましょう。
無在庫転売に限らず、物販では「いかに安く仕入れて高く売れるか」がとても重要です。
また、販売先によって販売手数料やユーザー層、ルールや規則などが異なります。
「利用者が多いサイト」「ライバルが少ないサイト」「販売手数料が安いサイト」など、自分なりに基準を設けてベストな販売先を選ぶのがおすすめです。
セール、クーポン、ポイントなどを活用して仕入れる
商品を仕入れる際にはセールやギフト券、ポイントなどが活用できないかチェックしてから仕入れましょう。
たとえばよくあるのは、初回割引やLINEの友達登録でもらえる限定クーポン、これまでの買い物で貯まったポイントで商品購入価格が割引されるといった例です。
また、クレジットカードをお持ちの方はクレジットカードを使って仕入れることで、カード利用分のポイントが貯まります。
ツールで作業の効率化を図る
物販においては必ず「売れる商品をリサーチする」という作業が必要となりますが、手間と時間がかかります。
主に大手ショッピングサイトを利用した転売の場合ですが、作業を効率化するためのツールがいくつか提供されており、非常に便利です。
無在庫転売に限らず、物販を行う際はツールに頼れる部分は積極的に頼り、空いたリソースを別の作業に回すよう工夫するのもおすすめです。
まとめ
無在庫転売は一部の悪質なユーザーによって「悪いこと」「違法なこと」などといったイメージを持たれがちですが、実際は無在庫転売自体が違法なわけではありません。
通常よりも少ないリスクで始められる初心者にもおすすめのビジネスとなっているので、気になる方はぜひ気軽に挑戦してみてください。
当サイトでは物販に役立つ情報を多数発信していますので、参考になれば幸いです。
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