ネットショップの成功体験と失敗体験から学ぶ気を付けるべきポイントとは
ネットショップは、少し調べただけでも簡単に情報収集ができるため、誰でも始められるビジネスのひとつです。
しかしネットショップを開設してみたものの、思うように商品が売れないと悩む方や、ネットショップを始める前に不安要素があってなかなか踏み出せない方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、ネットショップにおける成功体験と失敗体験から学ぶポイントや、注意点について詳しく解説します。
これからネットショップを始めようと思っている方や、思うように商品が売れないという方は参考にしてみてください。
ネットショップを開いて売れるまでの流れ
まずはネットショップをまだ開設したことがないという方のために、ネットショップの開設後売れるまでの流れを簡単にお話しします。
- ネットショップを作るためのスペース(サーバー)を用意する
- スペース上にネットショップ型のホームページを作成する
- オーナーや販売商品の情報をネットショップに登録する
- 集客をして商品を売る
- 利益が振り込まれる
大まかな流れについては上記の5ステップでネットショップが運営できます。
1と2は難しそうと感じる方もいるかもしれませんが、現在ではネットショップ専用のプラットフォームも各社から多数サービス提供されており、「1」の工程を省いた開設が可能です。
会員登録をするだけで、自分の好きなデザインのネットショップが作れるので、初心者の方はプラットフォームを利用してみるのもよいでしょう。
ただしプラットフォームは便利な反面、売上が発生した場合にいくらかの手数料を支払う必要があります。
手数料のほとんどは利益から差し引かれる仕組みのものが多いようです。
ネットショップ開設の流れについては、以下の記事にて詳しく解説していますので、ご興味のある方は併せてご覧ください。
ネットショップ開業の内部リンク
ネットショップの成功体験から学ぶポイント
ネットショップで成功している人たちには、どのような共通点があるのでしょうか。
調査をしてみると、以下のような成功のポイントが見えてきます。
- 情報を多く記載し「安心感」を与える
- 集客に力を入れる
- リピーター対策を怠らない
- サイト内に工夫を凝らす
どれも消費者の方たちが、ネットショップの商品に興味を持つきっかけとなるものばかりのため、ぜひこの機会に意識してみてください。
情報を多く記載し「安心感」を与える
基本となる問い合わせ先のメールアドレスや電話番号、オーナーのプロフィール、商品情報などユーザーに与えられる情報はできる限りネットショップ上に記載をしましょう。
情報が少ないがために、購入した方との認識の相違が発生し、後にクレームやトラブルなどの原因となってしまう可能性も考えられます。
また、商品画像についても現物に近いものを添付することが大切です。
色味やデザインが想像と違うものとなってしまえば、返品のリスクも高まります。
オーナーの顔写真も掲載できると、より安心感を与えられるでしょう。
集客に力を入れる
ネットショップを開設したら、ユーザーがお店や商品を知る「きっかけ作り」をしなければ売上に繋げることは非常に難しくなります。
なお、集客の方法には以下のような手段があります。
・SEO対策
・TwitterやInstagramなどSNSの併用
・広告出稿
お金をかけずに集客を行うのであれば、SEO対策やSNSアカウントの運用から始めてみるのがおすすめです。
SEO対策とは、ユーザーがキーワード検索をしてすぐにあなたのネットショップを見つけられるよう、主にサイト内に対策を施すことを指します。
検索エンジンの上位に表示されるようになると、自然と流入は増えますので、「どうしたら検索エンジンの上位に表示できるようになるのか」から調べてみましょう。
また、SNSアカウントの運用も非常に有効的です。
現代では口コミや情報収集にSNSを利用するユーザーがとても多いため、集客に役立ちます。
リピーター対策を怠らない
メールマガジンの配信や、クーポンの発行、キャンペーンの打ち出しなど、一度購入してくれたユーザーに気に入ってもらうための対策も重要です。
実際に多くの利益をあげて成功しているネットショップのほとんどは、メールマガジンやお得な情報の発信、クーポンや特典の発行など、集客とリピーター対策にかなりの時間を費やしています。
どうしても集客に時間を使うのが難しいという場合は、Amazonや楽天市場などのモール型ECサイトに出店をしたり、BASEなどのプラットフォームを利用したりするなどして、少しでも集客しやすい方法でネットショップを開設するのがおすすめです。
サイト内に工夫を凝らす
ネットショップを開設したら、メニューやカートの位置、商品カテゴリなどがユーザーにとって見やすく分かりやすいものであるかどうかを入念に確認しましょう。
買い物かごのボタンの大きさや色だけでもクリック率が変わるほか、決済画面であることを知らせる表示や確認画面の分かりやすさなど、「ユーザーがサイトから離脱しないための工夫」はとても重要です。
文字サイズや色など、デザイン性に偏るのではなく、しっかりとユーザー目線に立ったサイト作りを行いましょう。
ネットショップの失敗体験から学ぶ注意点
続いて、ネットショップにおいてよくある失敗例とともに、注意すべき点について解説します。
- コンセプトを全く決めていない
- 利益だけを求めたサービス
- 需要の少ない商品が多い
どれもユーザー目線ではなく、「自分が満足するネットショップ」に近い考え方になってしまいますので、注意点についてもしっかりと押さえておきましょう。
コンセプトを全く決めていない
ネットショップの開設自体は比較的誰でも始められます。
しかしデザインに統一性がなく、商品のピックアップも独自性が高いうえ、誰をターゲットにした商品選定なのか分からないラインナップにしてしまうと、最初のひとつが売れたとしても、リピーターとなる確率は下がってしまうでしょう。
「誰に対して、どのような商品を届けたいのか」といったターゲットと、ターゲットに合わせた商品をラインナップすることで、自身も集客がしやすくなりますし、リピーターも付きやすくなります。
利益だけを求めたサービス
ネットショップにおいては、商品の仕入れや制作費用、販売・決済手数料や送料など、あらゆる「コスト」を加味しても赤字にならないことが大切です。
しかしあまりにも高すぎる価格設定であると「欲しくても購入できないユーザー」が出てきてしまいます。
また、商品と価格が見合っていないものや、ユーザーの意思に反してクリックさせようとするデザイン設計など、オーナーの利益だけを優先したネットショップは、残念ながら失敗してしまう確率も高まります。
赤字にならない程度に、ユーザーに寄り添ったサービスの提供を心掛けましょう。
需要の少ない商品が多い
「自分の売りたいものや好きなものだけを並べたい」という気持ちから、商品カテゴリが全くバラバラで在庫も少なく、さらに需要の少ない商品ばかりを販売する方も稀にいらっしゃいます。
そうするとどうしても大きな売上をあげることが難しく、結果としてネットショップを撤退させてしまうケースもあります。
市場や商品のリサーチは、ビジネスを始めるうえではとても重要な作業のひとつです。
今は全く知識がないという方でも、少しずつ学んでいくだけでも将来継続できているかどうかが変わるでしょう。
ネットショップの成功・失敗体験から学ぶポイントのまとめ
冒頭や記事中でもお伝えしたように、ネットショップは誰もはじめられるビジネスのひとつですが、一方で何も調べないまま突き進んでしまったがために失敗してしまう人も少なくありません。
ネットショップで成功したいという方は、焦らずにしっかりと下準備を整えてから、スムーズなスタートが切れるよう心がけましょう。
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